やってみよう!

   『1ヶ月以上前に過ぎ去ったハロウィーンよもう一度』編


☆「トリック オア トリート!」って言ってみる(もう既に窓の外は、冬。)



【銀さんの場合】



「トリック オア トリート!」

「あ?・・・あー、ハロウィーン?もうそんな時期だっけ?」

「・・・・・・」

「・・・いや、待て待て待て違うでしょー。この前ソレ言って騒いだ覚えあるもん。大体糖分なら銀さんが欲しいですー」

「じゃあいたずらでいいですか?」

「ちょっと待ってそれは話が違うんじゃないの?・・・いや、まーいーよ別に」

「じ、じゃあっ・・・・・・髪触らせて下さい!」

「いや・・・・・・いーけどよ・・・ソレ言っちゃったらいたずらじゃなくなるんじゃ・・・」


ちょいっ


(さ、さわってしまった・・・・・・!)

「ん?どしたの固まっちゃって」

(一生この指は洗わねーっ!!!)

「おーい、戻ってこーいこっちの世界に。おーい!」






【土方さんの場合】



「トリック オア トリート!」

「・・・・・・あ?」

「とりっく おあ とりーと」

「何の呪文だ?」

「・・・・・・お菓子くれなきゃいたずらしますよ?」

「何だ、菓子が欲しいのか。最初っからそう言えよ」


にゅるにゅるにゅるにゅる


「!!!!!」

「そんだけありゃ足りっだろ」


すたすたすたすた


(・・・・・・両手いっぱいのマヨネーズを一体どうしろと!?)


すたすたすたすた


「オイ、俺の分が無くなった。ソレ返せ」

「えっ・・・・・・(絶句)」







【沖田さんの場合】



「トリック オア トリート!」

「それはあんたにいたずらしていいってことですかィ?」

「え、違うでしょうソレは」

「じゃァあんたがお菓子ってことでィ・・・よいしょっと」

「な!ちょ、待っ、わ、あっ」

「男がそんな声出しちゃいけねェや・・・・・・いつか誰かに襲われやすぜ?」


ぺろっ


(現在進行形であなたに襲われてるんですけどォ!ちょ、誰かあたしの耳を救出して!誰かァァァ)








【新八さんの場合】



「トリック オア トリート!」

「はい、どーぞ」

「あ、ありがとうございます!」



(この準備そして反応の良さ・・・・・・銀さんの躾の賜物!?)








【神楽さんの場合】



「トリック オア トリ・・・神楽さん、この飴いります?」

「やったー!!!ありがとうアル!・・・銀ちゃーん、にアメもらったネ!うらやましいだろーがァ!はっはっは」


(か・・・かわいい・・・・・・)









2008年 冬